2025.05.26

TALK SESSION 01

  • 特別編:クロストーク
  • #社員紹介
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建築設備の今と未来を語る。
若手×社長、部署を越えた本音トーク

メンバー

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若手は今、何を感じている?

藤田:リニューアル工事部も点群モデリング部も、若手は相澤さんと古村さんだけだよね。

相澤:そうですね。工事部での若手は僕ひとり。施工管理って激務のイメージがあるので、いきなり飛び込むのはなかなか難しいのかなと思います。でも、実は、どの仕事も忙しい時は忙しいし。

古村:僕も元は施工管理だったので、現場の魅力は分かります。でも、前職は激務すぎて続けるのが現実的に厳しかったです。もっとこうしたい、と思っても、そこに割く時間が無い。志半ばでで辞めていく人、多いと思います。アサノ東京に転職したのもそのあたりも理由でした。

藤田:建築設備は、工程全体の一部なので、他の工程に影響されやすいんだよね。うちだけ改善しても解決しない。でも、業界自体が今は変わりつつある。働きやすい環境は、これからどんどん整っていくと思う。

相澤:そうなっていくと良いですよね。色んな施工に関わって、色んな現場に行って、色んな人と関わって。施工管理の仕事って、すごく面白いです。学ぶことだらけですけど、学ぶことが好きな人にはもってこいの仕事。会社以外の人たちとも交流が多く、関係が広がっていくのも、施工管理の醍醐味だと思ってます。

座談会で皆で話す様子

「現場か、モデリングか」自分に合った道を選ぶ

相澤:古村さんは、施工管理に戻りたいと思ったことは?

古村:ないです(笑)。といっても、点群の仕事が面白いのと、座り仕事が合っていたと気づいたからなんですが(笑)。相澤さんは逆に、モデリングじゃなく現場に行ったのが正解だったわけですよね?

相澤:そうですね。僕は3Dモデリングに興味があって入社したんですが、結果として今の施工管理が自分には合っていました。体を動かすのが好きなのは大きいですね。腰痛持ちなので、座りっぱなしが辛くて(笑)。配属転換が難しい会社もありますが、うちの会社はその辺フレキシブルなのが良いです。僕の適性を見て、工事部に転属させてくれたことには、今でも感謝しています。

藤田:そうだね、うちの会社は3部門あるからね。入った時の仕事をやり続ける必要はない。やってみて初めて適正に気づくこともあるし、長く働くうちに、やりたい事が変わってくることもあるからね。

相澤:施工管理は沢山の人と関わる仕事で、プロジェクトを前に進めるやりがいが大きいです。ぶっちゃけ稼げる(笑)。

藤田:その通り、施工管理は収入面でも一番高くなる。また、うちの場合は、小さな会社、というのもあって、早期から大きなプロジェクトを裁量もって動かせるからね。財務知識があれば経営の道も開ける。やりがいが非常に大きい仕事なんだよね。とはいえ、休日出勤があるから、今の若い人達には敬遠されがちかな。平日休みは、実は便利だったりするんだけどね。全体を管理できるようになるまでも、ある程度時間がかかるし、財務のことまでとなると、更に時間がかかる。でもそこまでできたらどこに行っても重宝される人材として、相当力がついている。その辺りは、どう思ってる?

相澤:土日に働く分、必ず休みは取れますし、バランスはとれてると思います。サービス業では、土日出勤は普通ですし。あと、どんな仕事も一人前になるには時間がかかるので、施工管理だけが特別長いとは感じないです。食いっぱぐれが無いこと、経営の道が開けるのはやっぱり施工管理の魅力です。因みに、面接で「将来独立したい」って言われたらどう思いますか?

藤田:むしろ歓迎だよ。もちろん長くいてくれるのは嬉しいけど、業界の担い手が育ってくれるのが一番。独立して活躍してくれたら嬉しいからね。どんどん成長して羽ばたいて欲しい。この業界で頑張りたい!って気持ちを応援したいよね。

古村:ところで、藤田社長って、直接指導しますよね?珍しいと思います。

藤田:自分が培ってきた知識は全て若い人たちに伝えていきたいからね。一度に大勢は難しくても、僕一人で50人までは教えられると思ってる。

相澤・古村:え、50人!?(笑)十分多いと思います…。

藤田:統計的にも1人が教えられる限界人数が50人なんだって。教えられると思うよ。

相澤・古村:す、すごい…。

点群モデリング部門のリアルと課題

相澤:古村さん、点群モデリング部門って今ひとりですよね。どうですか?

古村:大変です(笑)。毎回試行錯誤しながら進めていて、まだルールが確立していないんです。納品した後も「これでよかったのかな」と迷うこともあって。そのあたり、藤田社長はどう思われますか?

藤田:今のやり方でいいと思ってるよ。

古村:それを聞けて安心しました(笑)。僕ひとりなので、こういうことを話せる人がいないんですよね。

相澤:点群の仕事の魅力って何ですか?

古村:建築DXの最前線にいられることですね。将来性のある技術ですし、現場で本当に役立つ図面をつくっているという実感があります。

この仕事が向いている人って?

藤田:どんな人が向いてると思う?

古村:黙々と座って仕事ができる人(笑)、そして分析好きな人。不確定要素も多いので、いつも同じ作業を続けるのが退屈な人も、向いていると思います。現場現場で違いますからね。逆に、単純作業やルーティンワークが好きな人は向かないかも。

相澤:それは施工管理も同じです。同じ作業を黙々とやるのに飽きてしまうような人にとって、施工管理の仕事も、常に違う現場に行けて楽しいですからね。それに、会社によっては、分業化が進んでいて、同じような案件しか担当出来ない場合もあるけど、うちは色んな案件を担当できるし。

どんな人に来て欲しい?

藤田:そうだね、それはうちの会社ならではかもしれないね。どんな人に仲間として来て欲しい?

古村:誰でもいい、と言ったら語弊がありますが(笑)、正直、点群の仕事に興味を持って、働きたい!ていうやる気のある人が入ってきてくれたら誰でも嬉しいですね。

相澤:僕も(笑) やる気のある人は大歓迎です。僕だって、最初から施工管理志望じゃなかったわけですし。

古村:正直、今はまだ自分のことで手一杯なので、受け入れ体制は整っていないかな、とも思うんです。なので、一緒に部をつくってくれるような人だと心強いですね。とはいえ、点群の場合、現場経験がないと難しいんですよね。その辺り、藤田社長はどう思いますか?

藤田:そうだね、点群の場合は、現場の知識が必要だね。でも、最初は施工BIM部門に所属して、ある程度モデリングのスキルを磨きつつ現場を経験してから、点群に進むステップもある。現場未経験でも、点群志望で入ってきてもらっても構わないよ。もちろん、最終的に施工管理の道に進むこともできるしね。やる気のある人は大歓迎。

建築設備業界のこれから

相澤:今後、業界はどうなっていくと思いますか?

藤田:働き方は確実に改善されていくよ。AIが発達しても建築設備の仕事は生き残ると言われているよね。AIの台頭で、約半分のオフィスワークが無くなると言われているから、将来的には人気の職業になるかもしれない。

BIMや3Dモデリング、点群モデリングといった技術は、今でこそ私たちのような規模の会社が採用するのが珍しくても、将来的には必ず標準化する。だから、時代の流れを読んで、新しいやり方を採用していくことは大切だと考えている。設備投資にはお金も時間もかかるし、急に対応しようとしても難しいからね。

また、少子化で人手が減るからこそ、多様な人が働ける環境づくりが大切。うちは性別・年齢・国籍問わず多様な人が活躍できる会社にしていきたいと思ってる。時代もそう流れているし、それが良いと思うしね。

技術職に就きたい、資格を取りたい、モデリングに興味がある、将来は独立したい、どんなモチベーションでもいい。社会的意義のあるこの仕事に、少しでも興味を持ってくれる人が来てくれたら嬉しいね。

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