HANG.T.T
- 施工BIM部門
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「図面から、確かな信頼を。」
ベトナム出身・若手女性エンジニアが築く、BIMの未来
HANG.T.T(ハン T.T)|施工BIM部門 2018年9月入社
2018年9月入社。施工BIM部門配属。ベトナムの土木大学で経済を専攻し、空調設備や衛生設備の知識・経験はない状態でアサノ東京へ入社。入社後は、先輩や藤田社長のサポートのもと、ソフトウェアの操作や専門用語を習得。3ヶ月後には「京セラプロジェクト」の施工図を担当するまでに成長。現在はリーダー的な存在として、後輩の指導にもあたっている。
空調設備の施工図作成に従事。再開発プロジェクトにも参加中
施工BIM部門で、空調設備の施工図の作成を担当しています。現在は、東京中心部の再開発プロジェクトに参加しています。
技術職は未経験。でも「やってみたい」という気持ちで飛び込んだ
大学卒業後、日本で働きたいと考えていました。求人サイトでアサノ東京の採用情報を見つけ、女性限定の募集だったので思い切って応募したところ、運よく2名のうちの1人に選ばれたんです。
専攻は経済でしたが、技術系の大学で建築関連の基礎知識も学んでいたため、技術職も悪くない選択だと思いました。空調設備や施工図といった分野に興味を持つようになったのは、入社後です。
初の女性エンジニアとしての挑戦。
言語と技術の壁を超えて
入社当初はまったく経験がなく、とても不安でした。当時、アサノの工事部にはベトナム人の男性しかおらず、女性は私が初めてだったのでとても緊張していました。工事部の方にTfasの操作を教わりながら習得したのですが、日本語にもまだ慣れていなかったので、かなり苦労しました。
日本語の習得も、技術同様、実践の積み重ね!お客様との打ち合わせや社内の会話、2級管工事施工管理技士の勉強、映画鑑賞などを通じて身につけてきました。語学とスキルの両方を学ぶのは大変でしたが、一生懸命がんばりました!
ツールを自在に使いこなす、正確でスピーディな図面作成力
特技は、CADソフトの操作。お客様に合わせて、TfasやRebroなどのツールを使い分けながら、正確でスピーディに図面を作成することに自信があります。
メールも図面も、“すぐ返す”。
BIMエンジニアに求められるスピードと対応力
仕事で心がけているのは、迅速な対応です。
お客様から図面に関するメールをいただいたとき、すぐに返信しないと「ちゃんと読んでもらえたか?」「内容を理解してもらえたか?」と不安に思われてしまいます。特に、修正依頼などが急ぎの場合は、対応が遅れると全体の進捗にも影響してしまいます。アサノ東京では、図面は各担当者が自分で管理するんです。管理の仕方がスピードに直結するため、電話やメールでの依頼にも、迅速かつ柔軟に対応できる体制を整えています。
入社3か月で任された「京セラプロジェクト」。
現場経験が図面力を育ててくれた
一番印象的だった仕事は、京セラプロジェクトです。
入社して3か月で担当になったのですが、まだ実務経験も少なく、仕事にも慣れていなかったので本当に大変でした。空調設備のダクト配管を描いても、それが正しいのかどうか分からない。施工BIM部門での打ち合わせもない…。とても不安でした。でも、社長と一緒に何度か現場へ行ったり、自分の目で実際の状況を見ることで、図面を描くときにもイメージしやすくなりました。現場を見ることで、内容をより正確に想像できるようになり、「合っているかな…」と迷うことが減って、すごく勉強になりました。
すべてのプロジェクトで現場に行けるわけではないのですが、できればもっと現場を見に行きたいです。
いつでも社長に相談できる安心感。
対話できる会社だから、成長できる
図面に問題が発生したとき、すぐに社長に相談できるのは、うちの会社の魅力。専門用語が難しい時や、提案内容が本当に正しいか自信が持てない時、お客様の指示が曖昧な時などには、いつも社長に確認・相談しています。それがとても安心感につながっています。
プライベートは子育て中心!
仕事と育児の両立は会社の理解あってこそ
仕事が終わった後は子どもを迎えに行き、家に帰ります。休日は、娘と一緒に公園へ行ったり、スーパーへ買い物に出かけたりしています。育児で1年以上休職したあと、復職してからは仕事と育児のリズムに慣れるまで、さらに1年ほどかかりましたが、会社はとても理解があり、配慮してくれていて、育児と仕事を両立しやすい環境を整えてくれていると感じます。
「しっかりした空調」に見る、「気づかれないけど、なんかいい」瞬間
空調がしっかりしている、と感じたときです。
初めて行く場所では、無意識に周囲を見渡して、配管やダクトのルートを探してしまいます。吹出口の位置が適切で、空気がきれいで、温度がちょうどよいとき、「やっぱり、この心地よさの裏にはしっかりとした設備がある」と実感します。
語学・現場経験・部門の成長
——3つの目標を胸に、施工BIM部門を“柱”へ!
大きく3つあります。まずは、さらに日本語力を高めること!図面に関する問題について自分の考えをお客様に伝えたり、お客様の意図を正確に理解することがまだまだ難しくて。
次に、できれば現場にも出てみたい!現場の状況を自分の目で見て学ぶことで、その知識を正確に図面へ反映できるようになると思うんですよね。知識や技術を習得するほどに、現場をもっと見て知りたい!という想いが強くなっています。たとえ現場で働くことになっても、私は図面作成を担当したいと考えています。
そして最後は、施工BIM部門をもっと大きく成長させていくこと!全員がTFASとREBROの両方を使いこなせるようになり、国籍に関係なく、一人ひとりが日本語力を高めてお客様と直接やり取りできるようになることを目指しています。そうなれば、施工BIM部門全体が会社の「柱」となり、アサノ東京がさらに成長していけると思うんです。